片町着物コラム 第1回初秋の装い
片町着物コラム 第2回着物のお手入れ
片町着物コラム 第3回お正月の装い
片町着物コラム 第4回パーティでの装い
 
 


今回のコラムは、結婚式や披露宴のお呼ばれなどのフォーマルシーンでの礼装についてのお話です。

女性の礼装用の着物はミセスが黒留袖、ミスは振袖が第一礼装となります。
黒留袖は五つ紋付に江戸褄と呼ばれる裾模様を配した着物で、明治時代の頃から最も格式の高い礼装とされてきました。そして昭和に入り、年々と黒以外の美しい地色の物が好まれるようになり、都会を中心に色留袖が流行しました。
色留袖は五つ紋であれば、黒留袖と同格の第一礼装、三つ紋、一つ紋の場合は準礼装とされています。
また、現代に入り、洋式の着席形式の披露宴である場合が多い事から、肩や袖など上半身に柄のある華やかな訪問着も準礼装として、用いられるようになりました。訪問着は三つ紋、一つ紋を入れる事でより格式があります。
色留袖、訪問着は紋の数や合わせる帯によっても格が違ってきます。

最近では、結婚式場やホテル披露宴でのミセスの装いは、新郎新婦のお母様や仲人の方は黒留袖、近親者である場合は黒留袖や色留袖の第一礼装、ご友人など、招待客である場合は、色留袖、訪問着等の準礼装が一般的のようです。
ただ、時代とともに結婚式や披露宴の形式も多様化してきており、レストランウェディングなどの形式のパーティも増えてきています。
会場がカジュアルなレストランであった場合、ご親族がやや格の軽い装いである場合もあり、招待客の方も比較的、自由な装いで良いといった事もあるようです。
とはいえ、洋服で言えば着古したジーンズにTシャツといった服装が失礼にあたるように、着物でもウールや絣のお召しなどといった普段着は避け、華やぎのあるお洒落着が宜しいでしょう。

このように、結婚式、披露宴が開催される時間帯や場所、形式などによっては、一概に決まり通りという訳ではありません。また、着物は季節によって、お仕立てや着物の素材も変わってきます。
着物の基本や約束事をふまえながら、やはりTPOをわきまえて、装いを決めましょう。
決まりごとの多い和装の世界、難しいと感ずる方もいらっしゃるかもしれませんが、お慶び事は何より主役となれる方を祝福する気持ちがいちばん大切。
品格のある装いで着こなしからも祝福の気持ちを表したいものですね。

加賀友禅 色留袖 藤村建雄作
淡い上品な色合いに花丸小花散しの文様
金糸が華やかな流水に松の意匠の袋帯
幼い頃から着物が好きで、現在も着物に携わっていられることに喜びを感じなら、毎日、必ず着物を着てお店に出られています。

着物選びや小物のコーディネートのアドバイスはもちろんの事、タンスの中で眠っている大切な着物や帯を少し手を加える事でセンス良くよみがえらせる「リフォーム」の相談にも、意欲的に取り組んでおられます。

着物を通して、「わたしたち日本人が忘れかけている”物を慈しむ心”を大切にしたいんです」と語る粋な女将さんです。
金沢の老舗呉服店「ゑり虎」。店内は、金沢の伝統工芸品である加賀友禅をはじめ、洗練された和装小物が豊富に取り揃えてあります。
また、金沢のお土産に最適な友禅巾着や風呂敷などの友禅工芸品も多数あります。

【ゑり虎】
営業時間:10:00〜19:30  定休日:水曜日
電話番号:076-263-8311
住所:石川県金沢市片町2−2−1

 
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