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| 二口邦夫さんは昭和35年、高校卒業と同時に東京の美容専門学校に入学した。その当時、金沢には男子を受け入れる学校がなかったからだ。卒業後は森英恵がプロデュースする新宿のブティックを経て、名和好子の弟子として修行生活を送った。有名女優やハイソサエティが頻繁に訪れる環境だった。美容技術はもちろん礼儀や身のこなしに至るまで、骨の髄まで一流をたたきこまれた。東京での修行生活を経て昭和61年から片町で美容院をはじめた。 |
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| 店舗の立地も手伝ってお得意さまは片町のホステスさんたち。午後4時ごろから来店がはじまり、ピーク時には10人近くのホステスさんで店内はにぎわう。ほとんどひとりで店を切り盛りしているので、ひとりのお客さんに割ける時間は15〜30分。「マッサージやブラッシングを通して、瞬時に頭皮や髪の状態を把握できるかが生命線。指先の感覚は母からもらった宝物です」 |
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| 一流であり続けるため、自己研鑽にも手を抜かない。毎年一度は行くヨーロッパ旅行もそのひとつだ。行き先はフランス、イタリア、スペインと決めている。「中世・ルネッサンス期の芸術の数々は私にとても良い影響を与えてくれます。ヘアスタイルのアイデアソースにもなっています」 |