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片町マエストロ
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須賀雅也 技術者魂
日本で眼鏡が普及したのは戦後から。それ以前の人々は、視力が低下したら拡大鏡(虫眼鏡)をつかっていた。須賀雅也さんが代表を務める光学堂は、戦後まもなく眼鏡を専門的に提案しはじめた。石川県内の眼鏡店では、老舗中の老舗。店内には約半世紀前の眼鏡がいまなお大切に残されている。 「お客様は古くからの方が多いですね。眼鏡というのは売り切りではありません。時が経てば度数は変わる。フレームには流行もある。ですからお客様は数十年にわたって何度も足を運んでくださいます。お店で管理させていただいているカルテの数は膨大ですよ」
須賀さんは眼鏡の販売員ではない。自身を技術者だと考えている。 「お客様の眼の状態がどうであるか。検査をする。状態に合わせてレンズを選ぶ。フレームを調整する。これはすべて“技術”です。私たちは専門店として技術を買っていただいているんです」
眼鏡という品を取り扱うことが、いかに重要か。眼鏡は身体の一部である。合わない眼鏡をかけていると肩こりや頭痛の原因になる。ゆえに眼鏡には確かな技術が欠かせない、と須賀さんは説く。 「人間の五体が十人十色であるように、眼鏡は一品一様。すなわちオーダーメイド。そのための技術を磨いて、視力の総合的なお世話をさせていただきたいんです」
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